TeamGOCHI

神奈川のホビーレースチームTeamGOCHIの公式ブログです。

10/14 ツール・ド・かつらお


こんにちは。ryutaです。例によってここにツール・ド・かつらおのレポートを投稿します。

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当初、このレースへの参加は予定していなかったのですがこの記事を受けて急遽参加しました。

 

【拡散希望】ツール・ド・かつらおチーム戦参加者募集(参加費無料)優勝チーム賞金10万円 / 交通整理員も時給が出ます。 | LinkTOHOKU 【競技運営 / タイム計測】レース 計測 自転車 マラソン サイクルジャージ | 郡山市 | LinkTOHOKU

 

そして、TwitterFacebookでチームを組んでいただける方、現地までのあしを募集したところ有難いことに6人の遠征メンバーが集まり参加できる事になりました。改めて、ありがとうございます。

 

チームメンバーは僕、ryuta、GOCHIのおおたに、そしてCLABろーたすのほっしゃんさんの3人です。GOCHIとろーたすの合同チームという事でその名は《GOTUS》

ほっしゃんさんには現地までのあしまでだして頂きました。往復10時間の運転ありがとうございました。

 

僕、ほっしゃんさん、にっしーさんは前日組で土曜にかふぇ&だいにんぐ・ろーたすに集合。ろーたすさんはマスターが自転車乗りという事もあり、とても自転車フレンドリーな肉料理屋さんです。場所はこちら↓↓↓

http://www.かふぇ&だいにんぐ・ろーたす.com/〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町3丁目2−16048-816-4711 https://g.co/kgs/pBUuf5f:id:teamgochi:20181017082300j:image

自転車も中に入れさせて頂きました。この日行われていたにっしーさんのワークショップを終えたお客さんや、練習終わりの方が居て店内は賑わっていました。

なんと、ほぼフォロワーさんだったというのもあり楽しかったです。そして、田渕さんに前回大会の敵討ちを頼まれました(笑)そうこうしていると、ほっしゃんさんが到着。
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車に荷物を詰め込み、いざ福島県葛尾村へ!!車内では色々なお話をできて楽しかったです。そして、長時間の運転ありがとうございました。

葛尾村に到着した頃には辺りは真っ暗に。車でレースコースを試走しましたが、聞いていた通り登りは長くてキツく、下りは狭くてかなりテクニカルという印象を受けました。

ツールドかつらお(10/14) - ルートラボ - LatLongLab

それもそのハズ。9km3.3%の緩い登りと3km7.6%のきつい登りを含む1周28kmのここまで大きなスケールの公道レースなんて今まで見たこと無かったからです。不安を抱きつつも本日の宿であるみどり荘へ。f:id:teamgochi:20181017090500j:image

なんと無償で寝床を提供していただきました。しかもシャワー付き。寝ぶくろとマットを500円でお借りして今日の就寝場所の確保完了です。

みどり荘の受け付けにはエントリーリストらしきものが…JPT、元JPT、E1と強者ばかり。中にはニセコ優勝者やアンダーのJAPAN National teamの選手の名前、ヒルクライム入賞常連とメンツが濃厚過ぎ!!チーム優勝は半ば諦めてもう、なるようになれという気持ちで就寝。

 

そして、6:00に起床。思っていたよりぐっすりと寝れました。


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先に1周のカテゴリーがスタート。そして、今回の遠征組の2人であるにっしーさんとはらいちさんがワンツーフィニッシュ!

良い流れを作ってくれました。いよいよ、3周のカテゴリーがスタート。

 

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最初の登りまではローリング。フィッツが位置を上げてきたのでそれに乗り、先頭の動きが見える位置まであがる。左手直角コーナーを曲がってからアクチュアルスタート。最初の登りで動く選手が居たが、集団がペースを上げてすぐさまキャッチ。

 

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緩く勾配変化をしながら登っていく最初の登り(9km/3.3%)で散発的に飛び出したり、ペースアップでふるい落としを図る選手が居た。後で分かったが、この動きがおおたにに盛大にダメージを与えていた。

中切れが起きても落ち着いてペースで追い集団をつなぐ。最初の下りで下りの不得意な選手が居ることを把握したので、安全策としてなるべく前で展開。

 

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2つ目のキツイ登り(3km/7.6%)でペースが緩み集団が道いっぱいに広がった時、ジュニア日本代表の龍吉選手が単独のアタック。集団が縦に伸びるが追走者が居なかったので大きく割れることはなかった。

下りに入る前に位置を一気に上げて5番手位まで上がる。ここの下りはテクニカルで後方で入ると下り終わった後にかなり足を使わされる危険性がある。それに加え落車回避の意味も。

 

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案の定後ろはブチブチと切れていたが、フィニッシュ地点で先頭付近にいたチームエントリーの選手がチームメイトの到着を待つ形でペースダウン。このレースは個人よりもチームメイト全員がより前でゴールする事が優先されるので普段のロードレースと展開が異なる。

 

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2周目のキツイ登りでレースに大きな動きができる。嘉瀬選手のアタックに宇賀選手が追走。さらに岡選手が追うという展開に。この強力な3人の逃げは何としても阻止せねば大量足切りの餌食になると思い、ペースで追う。後ろに数名着いてきたが登りきって追いついた頃には誰も居なかった。

 

テクニカルな下りもスムーズでハイペースで下り、下り終わった頃には集団と40秒ほどのタイムギャップが生じ逃げ切りが濃厚と思った。しかし、思うようにローテーションが回らずペースが上がらない。

今思えば、皆チームエントリーのゼッケンで後方へメンバーを残しているチームは気が気では無かったのかもしれない。個人的にはチーム優勝は半ば諦めていたので、せめてもの救いでシングルリザルトという思いでこの逃げが決まることを望んでいたのだが…

 

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そうこうしていると後方からブリッジをかけてきた選手が次々と合流。ゆるい上りの後半で力尽き先頭集団からドロップ。そして、ほっしゃんさんが先頭集団へブリッジをかける後ろ姿を見送った。

キツイ登りに入る入口で第2集団に居たおおたにに「ナイスチャレンジ 」と声をかけられ、集団にしがみつこうとするが脚に力が入らない。

 

今にも足を着きそうな速度で必死に最後の登りを登りきり下ってゴール。平坦でも30km/hも出なかった。完全にガス欠になっていた。


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チームエントリーで準優勝を頂き表彰式へ。副賞も頂きました。

 

84kmものロードレースを走ったのは今回が初めてで、最後まで持たずハンガーノックになってしまった事が大きな課題。逃げのったのは無謀だったかもしれないが、自分より数段上の舞台で戦っている選手と走れたことは良い経験となり、自信となった。

 

最後に。ツール・ド・かつらおでは前日に前夜祭でバーベキューが行われたり(本当は参加したかった)福祉施設で無償で寝泊まりさせてくれたり、レース後にカレーが振る舞われたり、レースゼッケンを見せたら近くのせせらぎ荘で温泉に入れたりとホスピタリティの素晴らしいレースだと思いました。

 

沿道に葛尾村の方が老若男女問わずレース観戦にいらしていた事も印象に残りました。レースコースも木々が生い茂り、紅葉深まる中落ち葉が多くありましたがきれいに掃かれ、舗装も新しくテクニカルではありましたが危ないと感じる場所は少なかったです。

 

何よりも登り、平地、下り全ての要素を試される28kmの素晴らしいコースは苦しくもありましたが楽しかったです。この素晴らしいレースが今後も残って続いていくことを願っています。

 

写真 内田 知見様