TeamGOCHI

神奈川のホビーレースチームTeamGOCHIの公式ブログです。

10/7 第3回 JBCF 南魚沼ロードレース

ryutaです。例によってここにレースレポを記しておきたいと思います。結果から先に言いますとE2で

3位になりました!!f:id:teamgochi:20181008173439j:image

これでE1に昇格で翌日からエリートの最高クラスでの出走となります。f:id:teamgochi:20181008173550j:image

石川ロードに引き続き、副賞に日本酒を貰ってご満悦です(笑)

 

以下、詳細レポートとなります。

 

火曜日の朝練で台風24号通過直後の和田峠に登ったら、今シーズン決戦タイヤとして運用していたパナレーサー ジラーをサイドカットにて失うというトラブルに。

シーズン中にタイヤを変えるのは不本意だったがストックのパナレーサー レースCに交換。


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タイヤの皮むきと感触を確かめるために金曜日も朝練。ジラーに比べ前後合わせてで90g程重いので軽快さは叶わないものの、28Cのエアボリュームとサイドがしなやかで高速の下りなんかがいい感じ。

アメサイドなのもイメチェンになって気分一新。空気圧はフロント6.2bar/リア6.5barに設定した。

 

夜、帰宅して準備を済ませて23:00には就寝。今回は遠く、受付が早いので早朝の2時に出発して南魚沼に向けひたすら北上。
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6時過ぎには会場に到着しトイレ峠やら、カメムシと格闘していたらあっという間に受付時刻となり、E3とは違う2桁のゼッケンを受け取るとE2でレースを走るという実感が沸いた。

 

バイクを準備し、試走に入ろうと下に降りると丁度、アテンダントを受ける前のおおたにくんが

おおたに「ここまで遠いから疲れた…アテンダントで試走できないよ…下り試走しないとヤバイ」


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今回のコースは登り区間、カーブが続くアップダウン区間、トンネルの平坦区間、ヘアピンの続く下り区間の4つに分けられる。

確かにJBCFのロードレースでこれ程長い下りとヘアピン、複合コーナーが続くコースレイアウトは珍しい。特に第1コーナーは緩やかな高速カーブからの120°カーブ。

さらに2車線程あった道路が1車線まで狭まるので、2車線あると思い込み曲がると

田んぼへダイブする。

登りに入る前に下りで遅れを取らないことが重要なコースだった

登りもキツイ。GARMIN曰く

最大勾配12%

 

そんなんで仲間を心配しつつ、出走時間に近付いたので招集場所に向かったら

おおたに「何とか1周できた」

との事だったので一安心。

 

そのあと、にしさんに会って

にし「今日はryutaくんと谷さんの一騎打ちでしょ!?」

とめちゃくちゃ煽られる

 

おおたに「めっちゃ足重いよ、先週の群馬がピークだった」

(´-`)oO{コレはもしかして三味線か??

 

思いのほか時間は早く進み、あっという間にスタート時刻に


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E2での初レーススタート!!

E2は12km×4周回の48kmにラスト2kmを加えた50km。周回数事に展開を書いていきます

 

1周/4周+2km

後ろの方からスタート。最初の登りでジワジワと位置を上げていく。急勾配からの緩む場所でペースを上げて先頭へ。少し後続と距離が開くものの先が長いので直ぐに戻る。登り切ったあとのアップダウンが続く区間は、先頭のペースが緩んだ瞬間に少し飛び出したりして集団に対してジャブを打つように攻撃を仕掛けた。下りからの登り返し等を使い脚はなるべく使わないように。

レース後に

おおたに「やべぇ、コイツの後ろにいたら足使う。後ろに着くの辞めた」

と言われたからそれなりに効果あったみたい。仲間へ盛大に被害を与えていたのが誤算。

 

トンネルを抜けて下り区間へ。下りはE3と変わらずゆっくりだろうと思い込み、気が緩んで20番手位まで位置を下げていたのが悪かった。

みるみる集団は1列に伸び、中切れが発生してたちまち先頭が見えなくなって焦る。第1コーナーで二つ前の選手が曲がりきれず、田んぼへダイブして行った。

何とか登り区間でペダルを回して追いつく。かなり足を使ってしまったのでこんなのを毎週回繰り返していたらとても持たない。

僕「下りの番手重要だね。早速レース終わるかと思った」

とおおたにくんに話しかけた。

 

2周/4周+2km

アップダウン区間では息を整えつつ単独の逃げなどができていたが、他の人に追って貰い脚を休める。おおたにくんが長い時間引いているように見えた。集団の中はやっぱり楽。

下り区間は1周目よりも前の方で入るが、やはりバラけてそれなりに距離が離れる。先頭付近といえどジュニアギアであったり技量であったりでペースがかなり違う。今度は目の前の人が第1コーナーで曲がりきれず田んぼへダイブして行った。前の人のライン取りを真似るのでなく、自分のラインを信じようと心に誓う

 

3周/4周+2km

レースは半分終わった頃には先頭集団は小さくなり、18名とアナウンスされた。

おおたに「湾岸*が3人いる、何とかしないと。」

湾岸の選手が含まれる逃げやアタックを中心にチェックすることにした。そしたら下り区間へ入った時に一人、湾岸の選手が飛び出す。すかさず追うが、ダウンヒルが速くエキサイティングな下りだった。登りで追いついたので

思わず「速いですね!」と声を掛けると

湾岸A「いやいや、もうビビりながら下ってます」とご謙遜をされた。

 

4周/4周+2km

湾岸A「逃げ、中々捕まらないですね」

僕「逃げている人が居るんですか?」

おおたに「いや、居ないはず」

僕「モトコミッセに聞いてみよう。逃げ居ますか?」

モトコミッセ「居ない、ここが先頭」

こんなやり取りをしつつペースで登っていると下りで崩壊した集団の選手が次々と集まり、またひとつの集団となった。

アップダウン区間に入ると牽制状態に。スルッとCUBEの選手とおおたにくんが飛び出すが、差は広がらず。散発的に起きる飛び出しの吸収はなるべく湾岸の選手に担わせたかったので、前に出てもペースを上げることはしなかった。

トンネル区間に入ると、いい感じのアタックが。そのアタックに便乗して集団から逃げ出したかったが、丁度先頭だった且つ、アップダウンのボトムから踏んだために集団へのアシストに…やるなら前から3人目位のタイミングで勢いをつけ、登り終わりから全力でペースを上げるべきだった。ここでの集団アシストで脚が痙る寸前に

下りでまた湾岸A選手が飛び出す。相変わらずのハイスピードで下り、ふと後ろを見ると後ろも散れ散れに。

 

4周+2km/4周+2km

田んぼダイブコーナーを抜けたあとの並びは湾岸A、僕、3秒程離れておおたにくん、集団という感じ。登りには自信がありここで表彰台に乗れることを確信。あとは湾岸A選手に勝つかどうかという状態に。しかし、ここで邪念が。

『あわよくばおおたにくんとワンツーを』

そこで牽制状態になった湾岸A選手に話しかけ、登り入口のペースダウンを誘発する作戦。

僕「いやー下り速いですね!お陰でかなり集団離れましたよ〜」

湾岸A「フィッツの誰?M君?Y君??」

僕「どちらも違います。レース全然出てないので、ところで登れますか?」

湾岸A「う〜ん…のぼれる!」

レースの最終局面というのに結構長いやり取りをした。

すると、後ろが追いつきカウンターでイナーメ*2A選手とALLEGROの選手がアタック!

それでレース再開のゴングが鳴る。すかさず湾岸A選手が反応しそれについて行く。イナーメA選手がタレ始めたタイミングでイナーメB選手がアタックし、残り200mでALLEGRO、湾岸A、イナーメB、僕という並びに。イナーメB選手はペースが落ちていたのでかわせる、3位か…まぁ目標は達成できるから悪くない。と思って左後ろを確認するとハイケイデンスで上がってくる大きなバルバレーシングクラブの陰が。


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やばい、抜かされる、コレはやってしまうかもしれない!!

もう、全力でもがいた。脚がちぎれそうな位に。実際に左脹ら脛が攣った。


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そして

2位、3位、4位のほぼ一線のゴール!!

ゴール後自分が一体何位なのか分からなかった。ゴール直後に3位とアナウンスされていたそうだが、全く実感が湧かず。下におりて表彰対象者として呼ばれるまで表彰台に立てるかどうか分からなかった。

 

自分の得意とするのは早い段階からの仕掛けによる逃げ切りなのに、スプリントを選んでしまった事が反省。集団が割れた時点で下から踏んでいれば湾岸の選手との一体一でより有利に勝負が進んだ可能性大。勝負感や勝利への執念が足りなかった。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

湾岸*=湾岸サイクリング・ユナイテッド

イナーメ*2=イナーメ信濃山形-EFT