TeamGOCHI

神奈川のホビーレースチームTeamGOCHIの公式ブログです。

7/15 JBCF 石川サイクルロードレース

Ryutaです!

先日の石川サイクルロードレースについて個人のブログを持ってないもので、ここに書きます。

結果から言いますと

 

E3で

優勝しました!!

 

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かっちゅんも入賞で表彰式は端からGOCHI挟み(笑)

実業団レースで初めての表彰台&優勝でとてつもなく嬉しかったです😆「やっとだね!!」と多くの先輩方に言われ、期待にやっと応える事ができてほっとしています。


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かっちゅんとツーショット

 

また、その場に居たGOCHIメンバーのにしさんやかっちゅんに祝福され、その他沢山の人にお祝いの言葉を頂きました。

 

ここまでサポートや応援して下さったチームメイトの方々、練習に誘って頂いたり付き合ってくださった皆さん、本当にありがとうございました!!

 

以下から詳細レポ。

 

レースが行われる石川町には前日入り。ちなみに石川ロードは石川県でやるのかと勘違いされるのだが、場所は福島県石川町である。(僕も石川県だと思ってました)

本当はレース会場に行きコースを試走と受付をしたかったのだが、三連休の初日の渋滞&午前中授業がありそのあと向かったので到着したのは夕方…辺りも暗くなってきていたので叶わず。

 

宿は新白河駅のルートイン。するとそこには

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宇都宮ブリッツェン

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マトリックスパワータグの姿が

丁度練習を終えたのか次々と選手が帰ってきて着替え、マネが明日に向けて製氷機からせっせと氷をかき集めている最中でした。
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*2018/7/21現時点でポイントランキングトップを争う2チーム。寝ている間にポイントの暴力で消し炭にされそう(白目)

大浴場でトッププロの身体をまじまじとみるまたと無いチャンス!!

と思っていたがタイミングが合わず叶わず…

 

夕食はいつも通りの量を食べて22:00には就寝。冷房を寒いくらい強くして移動の疲れもあってかぐっすり。

 

朝食はホテルのバイキングでご飯をいつもより多めに。レースは午後からなのでヒルクライムみたいに朝が早くなくてゆったりできるのは良い!9:00に出発して10:30頃には到着して選手受付へ。

 

途中で日陰で休んでいるあるびのさんに声をかけられたり。

受付に並ぶとそこには前回の富士山ヒルクライムで負けたもちくんの姿が

もち「絶対登りはあるから来たでしょ!!絶対狙ってるよね!?」

もちろんである。


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今回のコースは上り下りしかなくしかも、ゴールまで4km程登り続けると言うアドバンテージのあるコースレイアウト。春の修善寺ロードレース以来のまたと無いチャンスである。

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E3はここを3周回で40km走る。E3としては距離が長めで、それも馬力のない僕にとっては嬉しい。

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にしても暑すぎる

受付で貰ったタグやゼッケンを取り付けて周辺で軽くアップ。その時、フォースの玉仙さん方やイナーメの倉本さんすれ違い軽く会釈。強いお二方なのでチェックすべきお方。

そして玉仙さんからMIVROのジョンさんも来ていることを教えてもらう。この方も表彰されていたりと折り紙付きの実力者。

 

途中、チーム監督とお会いできたので作戦会議。

監督「今日はRyutaくんのコースだよ!期待しているね!!」

僕「コースで気をつける所とかは無いですか?試走できなかったのですが…」

監督「げっ!3周回しかないのに。道は綺麗だから大丈夫。120°くらい急に曲がって登る場所があるから、集団後方だと完全に止まるので前をキープするように」

僕「攻撃ポイントはどうすれば…?」

監督「最終周回までは我慢。途中の周は登りで引いているように見せかけてペース上げてダメージ与える感じで。逃げれた時はあまり引きすぎるなよ!」

僕「ありがとうございます!!」

 

と言う感じで大体のプランは決まり、出走サインへ。

 

サインへ向かう最中

???「やぁ、こんにちは」

僕「宅島くん!?なんでここいるの…」

彼とは足柄峠、明神峠、道志みちを走ったり自走あざみラインをしたりした仲。めちゃくちゃ強くて1度も勝ったことが無い…正直今日は僕の日じゃ無いと思った。

僕「楽しくないな〜なんでE3なの」

宅島くん「楽しんで下さいよー今日がデビュー戦です」

僕「絶対今日で上がる(昇格)でしょ!!」

宅島くん「そのつもりです!!」

フィジカルで圧倒的に劣る僕が彼に勝つには勝負所までに無駄足を存分に使って貰うか、不意をついてのアタックしかない。

 

色々考えながら出走サイン待ちをしているとPを走り終えた田渕さんが全身吊りまくり、とても歩けないような状態になり、あるびのさんが肩を貸している場面に遭遇

僕『すげぇ…あんなになるまで追い込むんだ』

 

車検終わったあと整列しようと思ったら、スポーツドリンクの粉をボトルに入れ忘れたので一旦車に戻る。今日は暑いので氷パンパンに入れて、保温機能付きボトルに。暑い日のレースは冷たいドリンクは心身共に重要!!

そうして整列しようと戻るとほぼ最後尾に…まいっか。今日は長いし。スタート前に水をひとかぶり

 

アナウンスの合図とともにスタート!

『あれ?初っ端から速くない??』

どうやら今日はスタートと共にアクチュアルスタートらしい。修善寺ロードや群馬ロードではパレードランが数キロあったので戸惑い、気がついたら最後尾でヒラヒラ。

 

スタート直後の登りでは集団が大きく広がり前に出るのを阻まれ後ろの位置のまま下りへ。

『嫌だな…誰も落車しないでおくれよ』

 

下り終えて平地区間になった時、集団は縦に伸びていて前に出れるスペースができたので一気に踏んで80番手から20番手まで一気に上げる。平坦区間でペースを上げる人が居なくて有難かった。

 

120°カーブからの登りを登りアップダウン区間に入った時に10番手以内に入れたので一安心。宅島くんや玉仙さんが居たので

「やっと追いついた!」

と声をかける。

 

下りに入るとフリーダムが上がってきてかっちゅんに、みやくんの姿が見えて凄く身内感。コースを全くもって知らないので、下りコーナーをゆっくり下っていたらガンガン抜かれていって一気に20番手位に下げる。まぁ、試走しない自分が悪い。

 

もう1回大きく曲がるコーナーを曲がり登り続ける区間へ。そこで再度位置を上げる。イケイケなユースが別組に振り分けられて居たのか、暑いからなのか分からないがファーストアタックもかからず登りのペースはゆったりしていて集団も横一列に。1周目だから僕も様子見してステイ。

 

宅島くんが余裕そうだったので

僕「脚めっちゃ貯めてるね!」

宅島くん「今日はなるべく無駄足使いません」

クレイバーだ。デビュー戦でしょ!ハッスルしたいでしょ!!(無駄足を使ってよ…)

僕はデビュー戦の修善寺でアクチュアルスタートから逃げて死んだ苦い思い出が。

 

比較的ゆったり登り終えて1周目は終了。最初の登りで前に出れそうだったのでじわりと上げ、少し集団から飛び出す形に。そこに1人追走してくる形で追いついてきた。

 

???「もしかしてRyutaさん?」

僕「あ、はい」

まさかレース中にもしRyuta事案が発生するとは思わなかった(笑)

???「千葉の拓海くんがお世話になってます。あの赤い斑点のバイクの」

僕「いえいえ!」

あまりに突然の出来事でお名前を聞き返す事もできませんでした…お声かけありがとうございます!

 

お話していたら宅島くんが丁度頂上付近で追いついてきたので下る前に前に出てサイン

宅島くん「えーそれは」

僕「えー引けないもん」

体重的にも不利でフィジカルも負けている相手を下りで引くとかする訳ないでしよボソ

宅島くん「コーナーで踏みます」

集団の人数を減らしておきたいと言う目的は一緒みたい。少しここで集団は伸びたが下りで落車があったようでその処理でコースが狭くなっていてペースが落ち、登りに入る頃にはまたひとかたまりに。

 

登りに入る前の鋭角コーナーでペダルヒットか、僕の3人前の人が落車していて1人巻き込まれていて危うく突っ込む所だった。

 

そして妙にボトルケージがガタツクのでなんなのかと思ったら、ケージのボルトが緩んでいました…仕方ないのでケージに入ったボトルをバックポケットに刺し直し。

 

ゴールまで残り2km辺りの所でイナーメの選手が逃げていたが左側に居て、追える場所ではなかったが程なくして吸収される。集団は中腹で3周目に入ったが、逃げ吸収後にペースアップした選手2人とジョンさんが前に見えた。ジョンさんが後ろを気にして戻ろうか迷っていた様子でいたので

僕「ジョンさん行くよ!」

と言ってから2人にブリッジ。

僕「回せば逃げられるかもしれない!!」

と声をかけて先頭交代を促すがどうやら逃げ切りたいと言う訳じゃないみたいであまりペースが上がらない。

下りで少しギアを掛けて踏むが後ろから集団が追いつかれたので直ぐに踏み辞める。

テクニカルなコーナーも無いしTTTみたいに相当の脚が揃わなきゃ無理だよね…

 

そしてアップダウン区間に。集団にボディブローを打っておきたいので登りで飛び出し、下りで吸収されるの繰り返し。ジョンさんが反応してくれたりSHIDOの酒井さんが反応してくれたりしました。しかし下りで吸収される。

 

最後の鋭角のコーナーを曲がって4kmの上り区間に。ここでじわりと上げてまた集団から飛び出す。後ろとの距離を気にしつつ長めに踏むが誰も来ない。

僕『これ、もしかして行けるんじゃ???』

コーナーの死角を利用してガチ踏みしているのをバレないように、いつでも追いつけると思い込ませるように踏む。

 

残り3kmを切った頃にモトコミッセールが近づいてきて黒板で「-7秒」と知らされる。凄いツール感。

 

そのままペースで走り続けて2km地点に

モトコミッセール「15秒!離してる。頑張れ!!」

僕「あざっす!!」

 

『先頭は本当に静かだな…』

しかしだんだんとキツくなりペースが落ちる。1.5km地点に差し掛かると

モト「10秒位。後ろも追ってる!」

僕「マジか500mで5秒詰められた…追いつかれる」

1人で走るのってこんなにもキツイのか!!後ろを振り返るとさっきまで見えなかった集団がどんどんと大きくなるのが分かった。

『これは追いつかれて負けた群馬のパターンだ…』

 

スプリントの可能性を考えてオールアウトギリギリで逃げ切るペースから、1つギアを落としてスプリントに備える。

 

補給地点でチームメイトから

「いけー!!踏め!!」

と言う声援がはっきり聞こえた。

『落ち着いて、最終コーナーをミスらないように』

 

しかし、意識し過ぎると失敗するもので…最後のコーナーを慎重に曲がるがミスをしてアウトに膨らんでしまう。ラインを修正しつつ後ろを振り返ると

ロケット花火如く飛んでくる青いジャージが

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慌ててもがいて何とか

逃げ切り勝利!!

ゴールで待ち構えていたにしさんがくれた冷たいボトルが気持ちよかった。

大井さんはまるで自分の事のように喜んでくれて抱き合い、八幡さんからは「アタックし続けたのがやっと実ったね!」と言われ、チームメイトから沢山の「おめでとう」と祝福の言葉を頂いた。

 

表彰式ではありがたいことに地物の3kgの桃と地酒のきららを頂いた。桃は大変美味しく頂きました😋きららはGOCHI、BBQの時にでも持っていきます。かっちゅんが欲しがっていたので。

帰りは事故渋滞やらで遅くなってしまいましたが、Twitterで頂いた皆さんのメッセージを返信しつつなんだかふわふわとした嬉しい気持ちを抱えながら帰りました。

 

次からはE2。また良い成績報告ができるよう努力を続けたいです!